君よ 嘆くなかれ
どんなに今が苦しくても
君よ 恐れるなかれ
どんなに先が不安に満ちていても
そう。君の今の姿は
険しい峰を乗り越えようとする登山者なのだ
はたから見れば、その悪戦苦闘する姿は、
確かにぶざまに見えるかもしれない
しかしオレは登っているのだ
誰も挑もうとしない、その険しい峰に
怠惰に流され、本能に流され、
そして自らは何も変えようとしない人たちに
戦う人をバカにする資格はない
そんな連中の目など、気にする必要はない
君は ただ、信ずる道を、
黙々と、実直に、誠実に、進めばよいのだ
その道は“王道”だ
その道は 正義の道だ
君がその峰を乗り越えた時、
人の王たる諸天善神も、四菩薩も、
釈迦も多宝も三世の諸仏も、
集い来って、手を取り、
君を誉め讃えるだろう
そしてこの道は、
日蓮大聖人も四条金吾も池上兄弟も、
牧口初代会長も、歴代会長も、
皆、歩んできた道なのである
−−−
君よ 悲しむなかれ
どんなにたくさんのものを失ったとしても
君よ クサるなかれ
どんなに不運に見舞われたとしても
この世は、末法、五濁悪世である
正しいこと、マトモなことをしたからといって
それが直ちに認められるとは限らない
むしろ「よ(善)からんは不思議」なのである
しかも我々は法華経の行者である
難が起きないわけがない
「猶多怨嫉・況滅度後」である
またそれゆえ、持つ法が正しく、
勝れていることの証明になるのである
「魔 競はずは 正法と知るべからず」である
だから君よ
嘆くなかれ 恐れるなかれ
悲しむなかれ クサるなかれ
かの大教育者・牧口先生でさえ、
あれほどの功績、あれほどの実績を残しながら、
また、あれほどまでに子を思い、子に慕われながら、
心ない悪意の人たちから憎まれ、
引き裂かれ、追い出されたのである
それらの人たちも、君の周りの人たちも、
きっと、決して、初めから「悪」なのではないのだろう
ただ彼らは、進むことを厭い、怠け、
他人の苦しみには鈍感で、あるいは知らないふりをし、
我が身の安泰だけを願っている「だけ」にすぎない
だから、わかるね、もう・・・
そこに改善を唱える者が出てくれば、
必然的に彼らは“悪”になる
小心者・臆病者であるほど、人は悪になる
日本には、あまりにも、あまりにも、
そういう人が多い
多すぎる・・・
だから君よ
そのために職場をクビになり、家を追い出されても
決して恨んではいけないのだよ
それ以上に君は彼らに世話になっているはずだ
大聖人の信徒が所領を減らされ、召し上げられ、
あるいは住む所を追い出されたりするのは、
昔も今も同じなのである
我らには御本尊もあり、諸天の加護もある
なにより創価学会という家族がいる
「今度 ねう(忍)じくらして
法華経の御利生 心みさせ給へ」
なのである
頑張りましょう！